2015年後半に発売予定の「iPhone」の新モデルについて、Appleは過去最高となる台数を製造する計画だと報じられている。
The Wall Street Journal(WSJ)の記事によると、Appleはアジアのサプライヤーらに対し、2015年中に発売予定の、画面サイズ4.7インチと5.5インチの2種類の新型iPhoneについて、8500~9000万台を製造するよう求めたという。2014年にAppleがサプライヤーに発注した「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」の初期製造台数は、7000~8000万台だった。両製品は現在までに、Appleがこれまでに開発した端末の中で最高の販売台数を達成している。
2015年秋に発売されると思われる新端末は従来の傾向に従い、iPhone 6とiPhone 6 Plusに似たデザインになると、同記事には記されている。メジャーアップデートではなく「s」の付くモデルがリリースされる年は、デザインはあまり大きく変更されない。例えば、「iPhone 4S」にはデジタル音声アシスタントの「Siri」が追加され、「iPhone 5s」では指紋認証機能「TouchID」が搭載された。Appleは、今回の新端末に感圧タッチセンサ「ForceTouch」技術を搭載して、ディスプレイを強くタップする場合と軽くタップする場合を区別できるようにする可能性がある。画面の解像度は現行のiPhoneと同じで、4色めとなる新しいカラーの端末が追加される見込みだと、WSJは報じている。
WSJによると、Appleは次期iPhoneを製造する第3のサプライヤーとしてWistronを採用する可能性があるという。そうすれば、より迅速に需要に対応できるようになるはずだ。これまで顧客は、欲しいスマートフォンが手に入るまでに、数週間か、ひどいときには数カ月も待たされた。Appleはこれまで主に、鴻海精密工業(Foxconnというブランド名で知られている)とPegatronに同社製品の組み立てを依頼していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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