スプレッドシートエディタの「Sheets」は、Googleが提供する巨大なカタログの中で最も華やかなアプリではないが、今回、修正が施され、より大規模なデータセットを処理できるようになった。
最も視覚的なレベルでは、入力中に数式結果がプレビュー表示されるようになったので、ユーザーは進捗状況と潜在的なエラーの両方を確認することができる。
エラー(あるいは作業がすべて失われてしまうこと)を防止する別の対策として、特定のシート上での編集作業を特定のユーザーセットと特定の範囲に限定できる機能がファイルマネージャに追加された。
Googleのプロダクトマネージャーを務めるDan Gundrum氏は米国時間5月15日のブログ投稿で「Sheetsでのコラボレーションに関して言えば、人数が多ければ多いほど楽しさも増すが、一生懸命作成したシートを編集ミスから守るために、特別な対策を講じなければならないこともある」と述べた。
したがって、これまで通りコラボレーションは可能だが、目に見えないパラメータを設定するオプションが追加された。これらの制限は、ほかのファイル編集者には警告として表示される。
さらに、ラベルを追加したり、アイコンを完全に変えたりして(例えば、星や幾何学的図形など)、棒グラフの棒やグラフの点の値を明確に示すことができる。
計算や分析の機能も強化された。Sheetsは、計算済みフィールドを追加してピボットテーブルデータに数式を適用する関数やピボットテーブルからデータを取得する「GETPIVOTDATA」関数など、複数の新しい関数に対応した。
ユーザーは一定の条件や属性で行や列をフィルタリングして絞り込みを行い、特定の数字や文字だけを表示させることもできる。
これらの新しいGoogle Sheets機能は15日よりウェブで利用可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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