Microsoftによる6Wunderkinder買収のうわさが、今週になって再び浮上している。Microsoftがベルリンを拠点とする生産性アプリの新興企業6Wunderkinderを1億~2億ドルで買収することで合意したと、The Wall Street Journal(WSJ)が報じた(Microsoftにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない)。
6Wunderkinderは、タスク管理アプリ「Wunderlist」を手がける企業だ。Wunderlistはすでに「iPhone」「iPad」「Mac」「Android」「Windows」「Kindle Fire」、およびウェブ版が提供されている。そしてMicrosoft傘下の「Sunrise Calendar」が先ごろ、Wunderlistのタスクを日ごとのビューに統合するようになった。
Microsoftはこのところ、生産性を中心とした新たなソフトウェアとサービス提供への注力を強めている。
同社は最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏の指揮の下、生産性全般、中でもチームコラボレーションを重要分野と目しているようだ。
最近のMicrosoftの人材募集を見ると、同社は「次世代の革新的な生産性アプリケーション」に取り組むため、Applications and Services部門で新たに「Teamspace」グループの人員を集めていることがうかがえる。しかし筆者の見たところ、「Teamspace」という名称を使っているにもかかわらず、この新グループはチームコラボレーションアプリの「Teamspace」を手がける企業5 Point AGとは一切関係がない。
Microsoftと5 Pointにコメントを求めたところ、Microsoftの広報担当者はコメントはないと答え、5 Pointからは回答が得られなかった。
Microsoftは先ごろ、「teamflux.io」「teamflux.org」「teamflux.ninja」の各サイトにあった同社コンテンツを削除している。また「WalkingCat」(@h0x0d)と名乗るTwitterユーザーはある画像をアップし、Microsoftの新しいコラボレーションアプリ「Teamspace」の外観ではないかとしている。
Teamspaceが何なのかMicrosoftに問い合わせたが、同社はコメントを拒否した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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