「Windows 10」は「Windows 8」と同じ価格体系で販売されるという。Microsoftが米国時間6月1日、米CNETに対してこれを認めた。「Windows 10 Home」は119ドル、「Windows 10 Pro」は199ドルとなる。HomeエディションからProエディションへのアップグレードを希望するユーザー向けの「Windows 10 Pro Pack」は、99ドルになる予定だ。
Microsoftはアップグレードを無償で提供する予定だ。ただし、無償アップグレードが提供されるのは発売後1年間のみ、つまり2016年7月29日までであることを、同社は最初から明言しており、また、シングルライセンスの価格体系がこれまでのバージョンと同等になることも、これまでの数カ月間で折に触れて述べていた。このことから、「Windows」の将来のバージョンも同じ価格体系で提供される可能性がある。つまり、MicrosoftはOSを完全に無償で提供するつもりはないのかもしれない。
Microsoftによると、Windows 10はオンラインと実店舗で販売されるという。Neweggは現在も、同社のサイトにWindows 10 HomeとProのページを掲載しており、それぞれの価格を109.99ドルと149.99ドルとしている。Microsoftが明らかにした価格は反映されていない。
無償アップグレードの対象ユーザーに提供されるのは、所有バージョンに対応するバージョンのみになる予定だ。つまり、「Windows 7 Home」を所有するユーザーにはWindows 10 Home、「Windows 8.1 Pro」を所有するユーザーにはWindows 10 Proが提供される。
Windows 10のシングルライセンスを有償で購入するのは、無償アップグレード対象のマシンを所有していないか、この数カ月のうちに独自のコンピュータを構築して自分でWindowsをインストールしたいと考える、少数派のユーザーになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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