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黒板×デジタル機器で授業の新たな可能性--カヤックら「Kocri(コクリ)」開発

坂本純子 (編集部)2015年05月22日 17時51分
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 黒板メーカーのサカワとカヤックは、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」を発表した。スマートフォンとプロジェクタを使い、「電子黒板と書画カメラの環境を作り出す新しい試み」をテーマとしたもの。

投影した映像に、チョークで手書きすることもできる
投影した映像に、チョークで手書きすることもできる
前回の振り返りも手軽にできる
前回の振り返りも手軽にできる

 7月に発売予定で、先行して東京ビッグサイトで開催された「教育ITソリューションEXPO」にて披露した。

 Kocriは、2014よりサカワとカヤックが取り組んでいる「みらいのこくばんプロジェクト」を製品化したものだ。学校での利用を想定している。

 必要なものは、プロジェクタとApple TV、iOS端末だ。iOS端末には、専用のアプリを入れる必要がある。アプリの販売想定価格は5000円で、それ以外の月額料金などは不要。

 スマートフォンやPCを使い、教材を作っておく。対応するファイル形式は、MP4/PNG/JPG/PDFだ。出来上がった教材は、iTunesやDropboxを使ってiOS端末にコピーする。手持ちのプロジェクタをApple TVとつなぐと、iOS端末からアプリを起動してApple TVを中継機器としてプロジェクタで黒板に映し出せるしくみ。インターネット環境がなくても使用できる。

接続構成
接続構成
先生が生徒の机に行き、スマートフォンのカメラでノートを撮影すれば、即座にそれを黒板に映せる
先生が生徒の机に行き、スマートフォンのカメラでノートを撮影すれば、即座にそれを黒板に映せる

 アプリとApple TVを経由することで、専用のプロジェクタなしに手持ちのプロジェクタで利用できるのが特長で、この技術は特許出願中という。

 iOS端末からすぐに画像や動画といった教材を黒板に映せるほか、黒板の前にいなくても、教室のどこからでもスマートフォンで投影を切り替えられる。また、チョークで書くのが大変な長文や、図形、難しい絵なども、瞬時に用意できる。必要に応じて、映し出した黒板の映像の上に、チョークで直接書き足したりできる。

 学校制度が始まって以来、長きにわたり教育現場で使用されている黒板について、アイデアと技術を組み合わせることで、従来の板書の授業を活かしながらその新しい在り方を提案するみらいのこくばんプロジェクト。カヤックでは発売まで適宜情報を公開していくとしている。

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