サムスンの2015年フラッグシップモデルである「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」。日本でもS6はドコモから、S6 edgeは3事業者から販売(予定)となっている。
筆者はグローバルモデル発売日の4月10日にGalaxy S6 edgeを韓国で入手し、約1カ月間使い続けてみた。その後日本語版にも触れる機会を得たが、スペックだけではわからなかった使いやすさを随所に感じることができた。しかも高級感あふれる本体の仕上げは所有する喜びも感じさせてくれた。実際に使ってみてわかったGalaxy S6 edgeの実力はどれほどのものなのだろうか?
Galaxy S6 edgeの最大の特徴、それは本体形状にある。ディスプレイは両側面を曲面化したエッジディスプレイを搭載している。S6 edgeの本体サイズは142.1mm×70.1mm×7mm、前モデルのGalaxy S5の142mm×72.5mm×8.1mmよりもさらにスリムにそして薄くなっている。
両者ともにディスプレイは5.1インチだが、S6 edgeを手に持ってみるとその差は数値以上に細く感じられる。これはエッジディスプレイの手のひらにあたる部分の面積が半分程度になったことが大きく影響している。
体感的には、5インチディスプレイで横幅が0.1ミリ狭いiPhone 6よりもワンランク下のサイズと感じられるほどだ。しかも側面が曲線なので手に持ってみるとしっかりとホールドできる。従来のスマートフォンの感覚でS6 edgeを握ると、最初は細くて薄い板を持っていると思ってしまうほどだ。それほどまでにこのエッジディスプレイは、端末のホールド感を大きく変えるものになっているのである。
ホーム画面を左右にスワイプして切り替えたり、ギャラリーの写真を同じく左右スワイプするときも、側面が曲面になっていることから指先を画面に沿って滑らかに動かしやすい。またS6 edge正面から見ると、フラットな板というよりも立体感ある形状に見える。本体四隅の曲面と合わせ、全体的に丸みを帯びたデザインに見えるのも曲面ディスプレイ採用の効果だ。
なおGalaxyシリーズは販売国や事業者ごとに細かい仕様が異なっている。今回のS6 edgeは外見上の大きな特徴として、日本向けモデルはメーカーロゴが無くなっている。角の取れた本体デザインと横長のホームボタンはGalaxyシリーズの一貫したデザインであり、メーカーロゴが無くともパッと見るだけでこの製品がGalaxyであることがわかるだろう。
メーカーロゴが無い日本向けモデルのほうが外観はよりすっきりしたものとなっており、美しさを増した本体デザインを活かすために、グローバルモデルも思い切ってロゴ無しにしたほうが良いと感じられる。
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