1カ月使ってわかった「Galaxy S6 edge」の実力--山根康宏氏がレビュー - (page 4)

メモリとバッテリーは内蔵式に

 いいことずくめのS6 edgeだが、前製品よりも後退した部分がある。それは電池カバーが交換できなくなったこと。そのためマイクロSDスロットも無くなり、また電池の交換もできなくなった。だが実際のところ、筆者はここ数年スマートフォンのメモリカードを交換した記憶は無い。今やクラウドサービス全盛の時代であり、S6 edgeも標準でマイクロソフトのOneDriveアプリも搭載している。もちろんデフォルトともいえるグーグルフォトを使えば写真の保存も実質無制限だ。

 以前ならば機種変更時にメモリカードを交換することもあっただろうが、クラウドにデータを保存することが実用的な時代だけに、メモリカード非搭載はクラウドの活用で置き換えればいいだろう。


プリインされるマイクロソフトのアプリ。なお筆者はOneDriveをPCやスマートフォンで利用している。

 また、バッテリーは本体が薄くなったこともあり、S5よりも若干容量は小さくなった。しかし本体の省電力効果も高まったことにより使ってみるとS5とほぼ同等、1日以上十分に利用可能だ。とはいえこれまでのGalaxyシリーズを使っていた人ならバッテリーの予備を持ち長時間利用に備えていた人も多いことだろう。サムスンは電池交換できない代わりに、S6 edgeには2つの対応策を用意している。

 まずは急速充電への対応。付属の充電器を使えば10分の充電で4時間の利用が可能になる。寝る前に充電を忘れてしまっても、朝起きて残量数%から出かける準備の間に午前中使うくらいの充電が可能だ。なお満充電に要する時間は90分。昼間に激しく利用したとしても、夕方に会社などで充電すれば帰宅途中の帰路も安心して利用できる。

 そして新たにワイヤレス充電にも対応した。実はこれまでグローバルモデルのGalaxyシリーズはワイヤレス充電に対応しており、別売の専用電池カバーに交換することで利用できたのだ。日本モデルはおサイフケータイやワンセグのアンテナなどの影響で対応していなかった。

 S6 edgeは本体内にQi方式対応のワイヤレス充電機能を備えており、これまで日本で発売されてきた同方式のワイヤレス充電台も利用できる。会社に1台置いておけばS6 edgeを置くだけで充電できるので便利だろう。


サムスン製や市販のQi対応ワイヤレス充電台を利用できる。

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