モバイル決済システム「Apple Pay」のユーザーは、2015年秋から米国で、DiscoverブランドのクレジットカードをApple Payに登録し、加盟店その他の小売業者で買い物に利用できるようになる。Discover Financial Servicesが米国時間4月27日に明らかにした。Apple Payはこれまでに、VISA、MasterCard、American Expressに対応しているが、これで米国の4大カード全てをサポートすることになる。
Appleは、米国でApple Payに対応する店舗やクレジットカード発行会社を増やすことに尽力している。Discoverカードの所有者はおよそ6100万人にのぼるため、この新たな提携は、多くの人をApple Payユーザーに取り込むチャンスとなる。
しかしAppleにとってより困難な課題は、小売業者のサポートを拡大することだ。Apple Payは現在、米国の67の小売チェーンで利用できるほか、さらに10以上のチェーンが対応を予定している。だが、その数は米国にあるすべての小売チェーンのごく一部にすぎない。また、対応する小売チェーンの全店舗でApple Payが使えるわけでもない。Apple Payでの決済を受け付けるには、店舗のPOSシステムが近距離無線通信(NFC)に対応している必要があるためだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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