Googleが提供する、ウェブ接続可能なメガネ型端末「Google Glass」の新バージョンがまもなく登場するかもしれない。
The Wall Street Journal(WSJ)の記事によると、イタリアのメガネメーカーLuxotticaの最高経営責任者(CEO)を務めるMassimo Vian氏は、同社がその新製品に取り組んでいると語ったという。同氏は、近いうちに提供されると述べたが、具体的な時期は明かさなかった。
「Ray-Ban」や「Oakley」を提供するLuxotticaは、2014年5月からGoogleと提携して同端末のフレームを開発している。Vian氏は、ミラノで開催されたLuxotticaの総会でこの発言をしたとWSJは伝えている。
Googleは、「チームは同製品の将来の構築に懸命に取り組んでおり、われわれはうわさや憶測にはコメントしない」とコメントした。
今回の報道は、Googleが同社の実験的プロジェクトを諦めてはいないことを示す、新たな1つの情報であるにすぎない。装着者の視界に画像やグラフィックスを重ね合わせるGoogle Glassの開発は、2012年の製品発表以来、いばらの道を経てきた。プライバシー擁護派は同製品に組み込まれたカメラを批判し、世間からはオタクっぽいと同端末を嘲笑する声があがった。製品をいち早く使用するユーザーは「Glassholes」(glassと、「嫌なやつ」を意味するassholeの合成語)と呼ばれる始末だ。
Googleは2015年1月、Google Glassの現行バージョンの提供を終了すると述べ、同製品の開発をTony Fadell氏の管理下に置いた。Fadell氏は、Googleが2014年2月に買収したスマート家電メーカーNestの共同創設者だ。
その動きから同製品の今後に関する憶測が飛んだが、Google会長のEric Schmidt氏は3月、同プロジェクトがまだ存続していることを明言していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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