グーグルの地図情報サービス「Google マップ」が、悪意のあるユーザーによって改ざんされ、同社が削除対応に追われている。現在は削除済みだが、皇居内の施設に「オードリ春日トゥース」、警視庁本部に「恒心教警視庁サティアン」、広島の原爆ドームに「核実験場」などといった名称が書き込まれた。これ以外にもさまざまな施設の名称が改ざんされている。
グーグルでは、ゼンリンなどから地図データの提供を受けているが、地図に載っていない店舗や一般公開されているランドマークをユーザーが申請できる機能も提供している。ユーザー主体でサービスを作り上げていくことを重視して設けた機能だが、これを逆手に取って悪用されてしまった形だ。
なぜ審査をすり抜けてしまったのか。同社では審査フローを公開していないため、グーグル広報からその答えを得ることはできなかったが、現在は調査を進めており、地図上の表記内容に間違いやポリシー違反があった場合には、順次削除対応をするとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス