こう説明するより、実際に見た方がよく分かるだろう。S6 edgeのユニークな形状は目立つので、手に取りたくなる大きな魅力がある。強烈なまでに薄く感じるが、バランスが取れていて、側面に急な傾斜がついているので驚くほど持ちやすい。
筆者が不器用に扱っても問題なかったが、薄いガラスで覆われているため、見た目や手に取ったときの感覚が、他の多くのスマートフォンよりはるかに小柄で繊細だ。大金を投じて購入したS6 edgeをケースに入れて保護しないと不安に感じる人もいるかもしれない。残念ながら、本稿執筆時点では、選択肢はそれほど多くない。
S6のなじみ深い角張った形状と比べて、S6 edgeは明らかに現代風で上品だ。不思議に思っている読者のために説明すると、「GALAXY Note Edge」は左右非対称ではあるが、同じような印象を受けた。ただ、筆者はS6 edgeの外観の方がずっと気に入っている。
曲面ディスプレイは、うわべだけの美しさを狙ったものでもない。実際にS6 edgeとS6を並べて使用すると、フラットなS6のディスプレイで見るときより、S6 edgeの方がアイコンや画像が生き生きと表示される(残念だが、写真ではあまり伝わらない)。
韓国だけで発売された窪みのある「GALAXY ROUND」でも、こうした効果をある程度感じられた。GALAXY ROUNDをレビューしたとき、スクリーンの深く沈み込んだ部分が視差の問題を引き起こすことがあったが、S6 edgeの表面は大部分が平らなので、この問題を回避できているようだ。
Edgeスクリーンと呼ばれるS6 edgeのサイドバーは、特別なコミュニケーションハブと考えるといい。
GALAXY Note Edge(2014年モデルのファブレットで、同様の曲面スクリーンを採用しているが、片側しか覆っていない)のEdgeスクリーンに慣れている人は、そのイメージをリセットしよう。アプリの起動や、時々アラートを確認するのに使う常時有効な細長いインターフェースは、廃止された。S6 edgeのオプションのEdgeスクリーンは、必要なときに左右の端から開くことができるが、普段は表示されない。無効にすることさえ可能だ。
これに関する唯一の欠点は、Edgeスクリーンを開きたいとき、ディスプレイの上部3分の1に表示される細いグレーのタブを見つけてスライドアウトする必要があるのだが、このタブを見つけにくいことだ。
ほとんどの場合、Edgeスクリーンを使用するのは、電子メールやテキスト、不在着信、アプリのアクティビティに関する通知を確認するときだろう(これは設定でカスタマイズ可能)。これらの通知は細長いサイドバーに表示されるが、ユーザーは確認しなくてもいい。そう、ディスプレイ上部に通知シェードが表示されるので、サイドバーは少し余分かもしれない。だが、Edgeディスプレイの方が表示できる情報量が多いので、筆者は便利だと感じている。
Edgeスクリーンには、お気に入りの5人の連絡先を色で区別するハブとしての機能もある。その中の1人を選択すると、すばやく電話をかけたり、メッセージを送信したりできる。Edgeに登録した友人からの連絡に気づかなかった場合は、ディスプレイの側面に指定した色で細長いタブが表示され、ユーザーに通知する。パーソナライズされた付箋のようなものだ。そのタブをスライドして開くと、電話のかけ直しや、テキストメッセージの返信のプロセスを開始できる。
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