Uberは非常に野心的なアプリの1つで、利用可能な自動車と地図を表示し、ボタンを1回押すだけで電話できる機能もあるが、iPhoneアプリの方がエリア内の他の車両や料金の見積額を確認しやすい。
筆者はこれまでスマートウォッチをいくつも使用してきたので、Apple Watchを手首に装着しても驚きは感じなかった。だが、ペアリングとセットアップのプロセスは独特だ。iPhoneのカメラをApple Watchに向けて、「iOS 8.2」搭載iPhoneにインストールされたApple Watchアプリ内でペアリングを開始する。
すると、Apple WatchがiPhoneのスキャンを開始して、設定や連絡先、Apple Watchに対応済みのすべてのアプリを取得し、ミニアプリをインストールする(GoogleのAndroid Wearによく似ている)。このプロセスを「iPhone 6 Plus」で最初に実行したとき約15分かかったが、筆者のiPhoneには膨大な数のアプリがインストールされている。
iPhone上のApple Watchアプリには、大量の設定項目がある。通知設定、個々のアプリの設定、アプリのレイアウト、「Glances」「Sounds and Haptics」「Apple Pay」「Health」「Privacy」などだ。iPhoneをもう1台セットアップしているように感じられる。こうした設定はあまり変更しなくてもいいが、新規ユーザーはひどく混乱してしまうかもしれない。例えば、「Prominent Haptic」という設定項目がある。これはタップで通知する回数を初期設定より多くする機能だ。教えてもらわなくてもこの機能の意味を理解して有効にする人などいるだろうか(前回も書いたように、これは便利な機能で、筆者のお気に入りのモードになった)。
Apple Watchには、他のウェアラブルメーカーがまだ発明していない奇跡のようなフィットネス機能もなければ、業界を一変させる魔法のような新型センサも搭載されていない。しかし、Apple製の内蔵フィットネスアプリ「Activity」と「Workout」は、専用の「フィットネスウォッチ」を除く既存のあらゆるスマートウォッチ(サムスンの「Gear」や、「Android Wear」「Pebble」など)のフィットネスアプリをはるかに上回る完成度だ。
3つのリングで日々のアクティビティを追跡し、同時に毎日のカロリー消費やアクティブな運動、立ち上がる動作を測定して、目標を達成すると称賛するという巧みな方法は、「Nike FuelBand」やJawboneの「UP」、Fitbitなどのモチベーション高揚と測定の手法を組み合わせたものという印象を受ける。3つのリングでモチベーションを高めるシステムが効果的なのは、ユーザーの努力に3回報いることができるからだ。達成すべき目標を3つ提示するということでもある。
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