Apple最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は米国時間4月6日、従業員にメモを送付し、同社が全従業員に「Apple Watch」と「Apple Watch Sport」を定価の半額で提供することを伝えたという。9To5Macが報じた。メモによると、個人使用以外の目的で購入することは認められておらず、先行予約受付が始まる4月10日に開始予定の今回の値引きは、Apple Watch発売後の最初の90日間のみ有効だという。
Cook氏は、「当社の製品は、他社製品にはできないような方法で人々の生活を豊かにする。Apple Watchは人々が現時点では想像できない方法で当社顧客に喜びを与えるはずだ、とわれわれは考えている。当社従業員も顧客とともにその体験を共有してほしい」と述べた。
今回の値引きは寛大なものとなっている。サムスンのようなライバルや「iPad」の発売時と比較すると、なおさらだ。サムスンは従業員にごくわずかな値引きしか提供しない。AppleもiPadが最初に発売されたとき、従業員に特別な値引きを提供しなかった。ただし、「iPhone」が2007年に発売されたとき、Appleは全従業員に同スマートフォンを無料で提供した。
Appleの従業員数はiPhoneの発売以降、急増しており、無料の腕時計を配布するには多額のコストがかかる。2007会計年度、Appleのフルタイム従業員は2万1600人だったが、2014会計年度には9万2600人まで増加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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