ストリーミングを可能にするセットトップボックス「Apple TV」が2015年のうちにアップデートされ、長らく待たれていた機能がついに搭載される可能性がある。
Appleは2015年のWorldwide Developers Conference(WWDC)で、新しいApple TVを発表する見込みだ。BuzzFeedが、同社の計画を知る情報筋らの話として報じている。この記事によると、Apple TVとともに、開発者らがセットトップボックス用のアプリを開発するためのソフトウェア開発キットが発表されるという。Apple TVには現在でもアプリが提供されているが、それらはデバイスに自動的に追加されるという。また、今回のアップデートによってApp StoreがApple TVに追加され、「iPhone」や「iPad」などの「iOS」搭載端末と同じように利用できるようになるという。
Apple TVは2007年のリリース以来、奇妙な経緯をたどっている。初代製品は「iTunes」のコンテンツをテレビで視聴するためのものだった。後続のバージョンでは内蔵ストレージが不要となり、コンテンツをテレビにストリーミングすることに特化した製品となった。そして2012年以降、Apple TVはアップデートされていない。
Apple TVでは現在、iTunesのコンテンツに加えて、「YouTube」や「HBO Go」といった多数のアプリにアクセスすることができる。Apple TVから映画やテレビ番組をレンタルまたは購入することも可能だ。Apple TVは、HBOが4月に提供開始予定のストリーミングサービス「HBO Now」にも対応する予定。HBO Nowに対応するTVストリーミングデバイスは、最初はApple TVのみとなり、RokuやGoogleの「Chromecast」といった競合製品を出し抜くことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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