40年前、今は世界最大手のソフトウェアメーカーであるMicrosoftも、大学を中退したBill Gates氏とPaul Allen氏が創設した新興企業にすぎなかった。
現在、Microsoftは12万5000人を超える従業員を抱え、シアトル郊外に800万平方フィート(約74万3000平方メートル)の敷地を有する。また、その主力製品は世界のコンピュータの90%近くに搭載されている。時価総額では、石油大手のExxon Mobilと長年のライバルであるAppleに次ぐ世界第3位の企業だ。
Microsoftは米国時間4月4日に創業40年を迎えた。2000年に退任するまで25年間にわたって最高経営責任者(CEO)を務めたGates氏は、今後に向けて従業員に次のようにアドバイスしている。「テクノロジーの力を誰もが利用でき、人々が互いにつながり、PCがどこでも利用できるようにしてほしい」
3日に従業員に送った電子メールの中で、Gates氏は、「ソフトウェアは世界に力を与えることができる」という40年前に自身が示したビジョンへの取り組みについて再び語った。そして、生活を変えるために何ができるかということを決して忘れないようMicrosoftに求めた。「一番大事なのは、次に何をするかということだ」とGates氏は述べている。
Gates氏は、Microsoftを離れたものの今もなお、CEOであるSatya Nadella氏のアドバイザーの地位にあり、現在は、Bill & Melinda Gates Foundationの共同会長として慈善活動に力を注いでいる。個人資産のおかげで、この21年間で16回も、世界の長者番付で首位の座を守ってきたが、死ぬまでに資産の95%を慈善事業に提供すると誓っており、これまでのところ、280億ドルをBill & Melinda Gates Foundationに注ぎ込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」