新「MacBook」の第一印象--刷新されたキーボードやトラックパッドを試してみた

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年03月12日 07時30分

 サンフランシスコ発--長きにわたり、Appleの新製品として大きなうわさになっていた新型「MacBook」が、ついに発表された。

 Appleがこれまでに作ったMacで最も薄いモデルだ。最厚部でもわずか13.1mmという薄さで、既存の11インチ「MacBook Air」より24%薄い。重量もこれまでで最も軽い0.9kgである。

 MacBookをここまで薄型化するためには、キーボードやトラックパッド、バッテリに至るまで、ほぼすべてのコンポーネントを完全に再設計する必要があった。

 例えばキーボードには、各キーに新しいバタフライ構造が採用されている。1組の部品だけで構成されるバタフライ構造は、安定性が従来のシザー構造の4倍となり、その一方で40%薄くなった。Appleによると、キーボードは浅くなったが、各キーの表面積は大きくなったという。バックライトは、各キーの下に個別にLEDを設置する仕組みになった。バックライト付きのキーボードは暗い場所で使うとまぶしく感じることもあるため、これはうれしい機能だ。

 これまでトラックパッドの上部にはヒンジが設置されており、物理的にクリックすることが可能だったが、新型MacBookではこれが廃止された。新しいトラックパッドには4つの「Force Touch」センサが使用されており、これをタップすると、ごく軽いクリックから、Appleが「Force Click」と呼ぶ深い押し込みまで、さまざまな強さの圧力が感知される。

 以前のトラックパッドの機械的なクリックではなく、触覚的な反応によってクリックを感じることができる。下方向への動きがなくなったため、Appleはデザインをスリム化することができた。そのため、この静電容量式ガラス面での操作がタッチスクリーンに近くなり、トラックパッドの用途が広がるように思える。

 新型MacBookの薄型化と軽量化を可能にした変更点としては、他にもApple製ノートブック初のファンレス設計が挙げられる。ファンレスは2014年から、Intelの「Core M」プロセッサ搭載「Windows」ノートPCで見られるようになった。新型MacBookもCore Mを採用している。

 Core Mプロセッサのバッテリ持続時間はそれほど長くないため、AppleはCore Mの「既知の問題」を解決するべく、MacBookの内部の活用できるスペースをすべて使ってバッテリを搭載したという。一般的なウルトラポータブルPCでは単一の薄型シートバッテリが使用されるが、Appleはバッテリを複数のシートに分割し、さまざまな輪郭のシートバッテリを段々に配置するという決定を下した。同社はMacBookのバッテリ持続時間を、ワイヤレスでのウェブ使用で最大9時間、「iTunes」動画再生で最大10時間としている。

 本体に搭載されているポートは「USB-C」が1基だけだ。このポートが(おそらくドングル経由で)電源からイーサネット、HDMIまで、あらゆるものをサポートする。それ以外のコネクタは、ヘッドホン/マイクジャックしかない。

 最後に、新型MacBookは2304×1440ピクセル解像度の12インチ「Retina display」を搭載する。これも新たに設計されたもので、MacBookに搭載されたRetina displayとしては最も薄く、厚さ0.88mmだ。また、赤、緑、青の各ピクセルと光の開口部も拡大された。

 新型MacBookの最小構成は1299ドルで、Intelの1.1GHzのCore M、8GバイトのRAM、256Gバイトのフラッシュストレージが含まれ、米国時間4月10日に出荷が開始される。上位バージョンは1599ドルで、1.2GHzのCore M、8Gバイトのメモリ、512Gバイトのフラッシュストレージを搭載。両モデルとも「Intel HD Graphics 5300」を採用している。

新しいキーボードとトラックバッドを実際に使った感想

 こうしたスペックや機能変更は非常に印象的だが、新デザインが実用レベルでどのように機能するのかは分からない。

 Appleの3月9日のイベントの後、新型MacBookをいくつかの異なる設定で試す機会を得た。すぐに慣れたが、極端な変更点もいくつかある。

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