調査会社のStrategy Analyticsが発表したデータによると、2014年第4四半期、「Android」がスマートフォンの利益全体に占める割合はわずか11.3%だったという。前年同期の29.5%と比べると、大幅な減少である。米国時間2月26日に発表されたデータによれば、2014年第4四半期、Appleの「iOS」が利益全体に占めた割合は88.7%で、前年同期の70.5%から増加したという。
それぞれのOSが生み出す利益額は、全世界のデバイス出荷台数と対照的だ。調査会社のIDCによると、第4四半期、Androidが世界スマートフォン市場に占める割合は76.6%で、Appleの19.7%を上回ったという(出荷台数は通常、販売台数とは異なり、一般的に企業が小売店に出荷するデバイスの台数を意味する。販売台数は、消費者が実際に購入したアイテムの台数だ)。
しかし、スマートフォンの販売はほとんどの企業にとって、利益を上げることを目標とする事業だ。そして、少なくともこれまでのところ、Androidはそれほど利益を生み出していない。さらに悪いことに、スマートフォン業界の利益は実際には上昇傾向にあり、第4四半期の利益は前年同期比31.4%増の212億ドルを記録した。したがって、Androidは利益シェアを失っただけでなく、テーブルに残した多額の利益をAppleのiOSに奪われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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