キーボードやマウス/トラックパッド等は同梱されていないが、追加ソフトウェアは豊富に付いてくる。最も低価格なモデルであっても、より価格の高いOS X搭載製品と同様に、Apple版の「Microsoft Office」スイートに相当する「Pages」や「Numbers」「Keynote」の他、「GarageBand」や「iMovie」「iPhoto」(これは近々新たな「Photos」アプリに取って代わられる予定だ)などのマルチメディアアプリを含むソフトウェアが付いてくる。
Mac miniのような柔軟性の高いシステムを入手する利点は、手元にあるどのようなディスプレイでも使用でき、iMacのように一体型のディスプレイに縛られる必要がないというところにある。米CNETではMini DisplayPortを介した「Apple Cinema Display」との接続と、HDMIを介したMonopriceの28インチ4Kディスプレイとの接続を試してみた。
ディスプレイの解像度がどのようなものであっても、「設定」の「ディスプレイ」からOS Xデスクトップの解像度を最適なレベル(すなわちAppleが最適だと考えているレベル)に調整できる。また自らで解像度を設定することもできる。われわれは4Kディスプレイを接続し3840×2160ピクセルのフル解像度でMac miniを使用してみた。そして、この設定でフル解像度の4K動画をストリーミング視聴したが、全体的に少しぎくしゃくした表示になっていた。なお、4K表示でのデスクトップはかなりズームアウトした見た目となった。本物の4Kエクスペリエンスを得たいのであれば、より高価な製品が必要になるだろう。
ビデオ | HDMI、 Mini DisplayPort(2基) |
---|---|
オーディオ | ヘッドフォン/マイクジャック |
データ | USB 3.0(4基)、 Thunderbolt 2(2基)、 SDXCカードスロット |
ネットワーク | Gigabit Ethernet、 802.11ac Wi-Fi、 Bluetooth 4.0 |
光学ドライブ | 非搭載 |
一般的に外部接続ポートの種類や接続性は、ノートブックよりもデスクトップの方が優れている。このことはMac miniのような小型コンピュータであっても当てはまる。Mac miniの後部パネルには4基のUSBポートと3基のビデオ出力(1つはHDMI、2つはThunderbolt 2/Mini DisplayPort)、Gigabit Ethernetポートが用意されているため、ストリーミング用ホームシアターコンピュータとして設定することもできる。
Mac miniの基本モデルには、「Haswell」というコード名としても知られているIntelの第4世代デュアルコアプロセッサCore i5(1.4GHz)が搭載されている。第5世代の新型プロセッサ「Broadwell」も市場に出回り始めているが、Mac miniやその他のMacに搭載されるかどうか、また搭載されるとしてもいつになるのかは分かっていない。
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