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スタートアップを飛躍させるエコシステムを生み出したい--KDDI ∞ Labo第8期の狙い - (page 2)

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パートナー企業はKDDI ∞ Laboに何を期待しているのか

――パートナー企業として参画するお2人にお聞きします。このプログラムを支援しようと思った動機とは。

小泉氏:凸版印刷は第7期からパートナー企業連合の一員として支援をさせていただいていますが、参画する動機となったポイントは、3つあると考えています。

  • 凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 事業戦略本部 次世代戦略部 部長の小泉寧氏

 ひとつは、日本におけるベンチャー企業は最近こそ盛り上がってきているものの、海外勢にはテクノロジの面でもビジネスモデルの面でも、ずっと負けているという課題があったこと。こうした課題解決のために、私たちが何か支援できるのではないかと考えていました。1社ではこうした支援を行っていくことは難しいと思うのですが、ちょうどタイミングよくKDDI ∞ Laboがパートナー企業連合を作るというお話をいただいたのです。

 もうひとつは、シリコンバレーやシンガポールなどは、起業家、投資家、事業会社などのプレイヤーによるベンチャー企業を取り巻くエコシステムが確立しており、リスクやレベニューをシェアする仕組みが出来上がっていますが、日本ではまだまだこうした仕組みが発展途上であると思っています。そのため、私たちもこのエコシステムの形成に関わっていきたいと考えています。

 最後は、支援をしながら凸版印刷としても新規事業の開発機会をうかがっていきたいということです。プログラムに参加するベンチャー企業と協業を模索しながら、新規事業を生み出すチャンスもあるのではないかと考えています。

 第7期を振り返ると、おかげさまで参加企業から多くの刺激をもらうことができ、社員も楽しく参加できたと感じています。また、参加したベンチャー企業の1社と新規事業の開発で協業することができ、12月に新サービスをローンチできました。そういった実績を生み出すことができ、よかったのではないかと思います。

――クレディセゾンは今回初めての参加となります。

三浦氏:ここ数年は、クレディセゾンもベンチャー企業との取り組みをいくつかスタートしていて、シナジーを模索しながら有望なベンチャー企業に投資をしたり、事業連携をしたりしていますが、そういった場合のベンチャー企業は事業がある程度固まっているミドルステージ以降のベンチャーが多い傾向にあります。

 その上で、今回のプログラムで私たちが期待しているのは、私たちが普段踏み込めていないシードの段階、これから事業を立ち上げようという段階から起業家の方々と関わっていくことができるという点です。これまでも、各ステージのベンチャー企業に関わっていきたいという思いは強く、本プログラムへの参加は大変良いタイミングであり、支援企業という立場ですが我々自身が勉強させていただきたいと考えています。

 今回はメンタリングを行う企業として参加しますが、メンターとなる社員が“私たちの培ってきたアセットにどんな可能性があるのか”という新しい意識を持ち、そういった意識を社内にも根付かせていく第一歩となることを期待しています。

――“こんな企業に参加してほしい”という期待はありますか。

小泉氏:まだ絞り切れてはいませんが、IoT(モノのインターネット)の分野には関心があります。凸版印刷は製造業なので、モノづくりとインターネットが繋がる部分で何か支援ができるのではないかと。ただ、KDDI ∞ Laboは3カ月でプロトタイプを生み出さなければなりません。短時間でモノづくりは制約もありますので、そういった場合には違った形での支援も模索してみたいと思います。

江幡氏:ただ、モノづくりの分野はとても期待したいところですよね。プロトタイプまでだったら、既製品などを上手に組み合わせれば3カ月での開発も不可能ではないと思います。ぜひ挑戦していただきたいです。

三浦氏:クレディセゾンはカード事業の会社なので、どうしても決済系のジャンルにこだわっていると思われがちですが、私たちとしてはあまりジャンルを絞らずに考えていきたいです。決済はサービスのどこかで必ず関わってくるものなので。

 たとえば、私たちの法人向けリース販路を使うと、新しい製品やサービスの流通・販売といったことが可能になるので、モノづくり系のベンチャー企業には興味があったりもします。ジャンルにとらわれずに、あくまで心が動かされるような面白さ、興味深さを持っている企業と一緒にやっていければ。加えて、将来を見据えて国内だけでなくグローバル展開を視野に入れている企業にも期待しています。

小泉氏:ベンチャー企業にしても、パートナー企業にしても、結局は“人”という部分に拠るところは大きいですよね。私も、新しい事業を起こしていく志や情熱が重要だと思います。

江幡氏:私も同感です。KDDI ∞ Laboでは、参加企業の決定は事務方だけで選考するのではなく、メンターとなるKDDIやパートナー企業の社員自身が“一緒にやってみたい”と思った企業を選考するようにしています。メンターがチームで参加企業の入口から関わり、サービスを生み出すまでの徹底的な支援をメンターがコミットするという点が重要なのではないかと考えています。第7期を振り返っても、会社の垣根を越えたチームの一体感というのがとてもよかったと感じています。

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