Bloombergの報道によると、Googleは独自の配車サービスの提供を開始して、同様のサービスを手がけるUberやLyft、Sidecarなどに対抗する計画だという。Googleは配車サービスの開発を無人自動車プロジェクトと連携させて行っている「可能性が非常に高い」、とBloombergは報じた。Googleの最高法務責任者(CLO)兼企業開発担当シニアバイスプレジデントで、Uberの取締役も務めるDavid Drummond氏は先頃、Googleがそうしたサービスを発表する可能性があることをUberに通知した、とBloombergは伝えている。
今回のニュースはUberにとって驚きだった可能性が高い。同社にとって、Googleは最も重要な出資企業の1つだ。Uberは配車アプリの経路情報に「Google Maps」を利用しており、Googleのアプリ群もユーザーをUberに誘導している。世界が無人自動車に移行したら、Uberはその分野でもGoogleに依存する可能性が高い。しかし、Uberがピッツバーグで無人自動車の研究を開始したとの報道もある。
このところ、GoogleとUberが緊張関係にあることを示す兆候もいくつか見受けられる。Googleは先週、「Google Now」パーソナルアシスタントの新カードを発表した。その中には、配車サービス分野におけるUberの最大のライバルのLyftも含まれていた。
Googleは、Bloombergの報道を認めることも否定することも避けた。その代わり「UberもLyftも非常に良く機能していることに皆気づくだろう。われわれは、これらのサービスをいつも使っている」という自社のツイートを一切の説明を加えずに報道各社に提示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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