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KDDI∞Labo

人工知能で“未来の当たり前”つくる--KDDI∞Labo第7期の3カ月間

井指啓吾 (編集部)2015年02月10日 09時00分
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 革新的なサービスのアイデアを有するスタートアップ企業やエンジニアを対象としたインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo」第7期参加チームのDemo Dayが1月27日に開催された。当日の様子や各サービスの概要は既報の通り。

 プログラムの3カ月間、KDDIに加え、プログラムを支援するパートナー企業がメンターとして参画し、アイデアの実現に向けてコンセプトの企画やサービス開発に取り組んできた。ここでは、各参加チームのメンバーとメンターが同プログラムを通して感じたことなどを紹介する。

 今回は、Demo Dayで特別賞「New Lifestyle賞」を受賞した、人工知能による画像検索エンジン「Ingram(イングラム)」を開発するAdd Qualityの松田総一氏の話。

 KDDIが2月20日まで募集している、KDDI ∞ Labo第8期プログラムエントリーへの応募を検討している人はぜひ参考にしてほしい。


Add Qualityの代表取締役CEO Co-Founderである松田総一氏

――KDDI ∞ Laboに参加した動機は。

 大企業とベンチャー企業のコラボレーションに興味があり、応募しました。

 我々のようなベンチャーは、どこか1つの領域を突き抜けていくイメージで事業に取り組んでいます。一方で大企業には多くのリソースがあり、さまざまな案件を並列で処理して、1つの大きいアウトプットを作るイメージ。KDDI ∞ Laboのように、ベンチャーと大企業が上手くリソースを配分して一緒に取り組むのは、世の中にとって良いものができあがる可能性が高いのではないかと考えました。

 また「“未来の当たり前”を作りたい」という思いが前々からあるのですが、それは1社では実現できません。他の企業と組めるインキュベーションプログラムは他にあまりないため魅力的でした。

 Add Qualityは2社目で、1社目はシンガポールの会社に事業譲渡しています。その時の事業内容はアルゴリズムで、今の会社ではそのベースとなる人工知能を作っています。

――メンターは、セブン&アイ・ホールディングス。

 そうです。話を聞く限りだと、セブン&アイ・ホールディングスはオムニチャネルを重視しており、O2Oに力を入れていきたいことから、オンラインと人間のハブになる我々の画像解析(コンピュータビジョン)の技術に興味を持っていただけたようです。

――3カ月間でどういう計画を立てたのか。

 システム全体の設計と、iOSアプリを作ることをゴールに設定しました。

 画像解析の領域では、まだ第一人者が登場していません。あのGoogleでさえも苦戦している状況です。それは技術的な問題ではなくて、どのようなデータを使えば、人工知能を正しく成長させられるかがわかっていないから。正しいデータで人工知能を成長させることにより、より精度の高いレコメンドができるようになります。

 他社もやろうとしていますが、そのアルゴリズムはまだ実現していません。我々はそれを作りたい。KDDI ∞ Laboではニッセンの協力により、一部の画像データをいただいています。この画像データを使い、アプリなどからフィードバックをいただきながら、人工知能を成長させていければと思います。


――毎週のプレゼンはどうだったか。

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