XPS 13を見て、最初に気がつくものはその13.3インチのディスプレイだろう。これは、枠がほとんどなく、端から端までがディスプレイになっているデザインのためだ。レビュー用のXPS 13のスクリーンは、2つあるオプションのうち、上位の3200×1800のタッチパネルで、1000ドル以下の構成で使用されるのは、1920×1080のタッチ操作できないパネルだ。この上位のパネルはクリアで明るく、視野角も非常に広い。解像度が1080ピクセルよりも高いため、近くで見ても個々のピクセルは目に見えず、画面が格子状になって画素が見える網戸現象も見られなかった。
ほかの13インチラップトップにもこの解像度を採用しているものはある。特にLenovoのYoga Proシリーズと、一部の15インチラップトップは、4Kの3840×2160の解像度を持っている。こういった高い解像度は、多くのユーザーにとっては不要であり、性能とバッテリ持続時間の両方に悪影響を与える可能性があるが、写真や動画の編集や、画面のスペースを広げるには有効でもある。多くの一般的なアプリケーションやWindows 8は、この高い解像度でも利用可能だ。
筆者は1080pのタッチ機能のないパネルは試していないが、799ドルであればタッチ操作ができないとしても納得のいくトレードオフだと思えるだろう。ただし筆者の場合、Windows 8を操作していると、1回のセッションで少なくとも数回は画面に触れる機会がある。タッチ機能を諦めるかどうかは、自分の責任で決めてほしい。
また、ベゼルが細くなった結果、画面の上の部分にウェブカメラを配置する場所がなくなった。そのため、カメラは画面の左下に移された。Skypeを使ったテストでは問題なく動作したが、画面は鼻を下から見上げる角度になり、背後には壁ではなく天井が見えることが多くなるだろう。
画面出力 | mini-DisplayPort |
---|---|
オーディオ | ステレオスピーカ、ヘッドホン・マイクのコンボジャック |
接続ポート | USB 3.0x2、SDカードリーダ |
ネットワーク接続 | 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth |
光学ドライブ | なし |
これだけボディが小さいと、一部の接続ポートは省かざるをえない。利用できるのは、mini-DisplayPort、2つのUSB 3.0、オーディオポート、SDカードスロットだ。HDMIやイーサネットのポートはない。ただし、左側にバッテリメーターは付いている(この機能はもっと多くのノートPCに採用されるべきだ)。メーターのランプを点けるためのボタンが引っ込みすぎていて押しにくいのが難点だ。
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