スマートフォンからの利用率が10%を超えている5つのサービス(LINE、Facebook、Twitter、Google+、Instagram)の男女別の利用状況は、各サービスで女性の利用率が男性の利用率よりも高い。
年代別では、20代以下ではLINEが最も利用されており、次いでTwitter、Facebookの順。一方、50代以降に最もよく利用されているのはFacebookとなっている。
全体として年齢が高くなるにつれて利用率が下がる傾向があるが、Google+は50代の利用率が最も高い。また、Facebookは60代以上でも60%超の利用率を誇る。そのほか、Twitterは20代以下と30代の間でも20ポイントもの差があり、若年層が特に活発に利用していることがわかる。
ニールセンのエグゼクティブアナリストである中村義哉氏は、「この数年はLINE、Facebook、Twitterの3サービスに大きな注目が集まり、企業も消費者とのコミュニケーション手段の1つとして積極的に活用してきた。これらのサービスが当たり前のものとして定着してきている今だからこそ、各企業はターゲットとする消費者に対し効率的にアプローチができているかを検証するため、あらためて各サービスの詳細な利用動向を把握することが重要」と指摘する。
また今後の動きについて、「Instagramのように、新たにサービスの利用者が増加する兆しもある。新サービスの普及が見られ始める時には、他方で定番化している既存サービスの利用者層がどのように変化するのか定期的な確認も必要となる」とコメントしている。
利用動向は、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」(対象は18歳以上の男女)と、PC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView」(対象は2歳以上の男女)のデータをもとにしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス