HERO4 Blackのセンサのサイズは一般的なオートフォーカスカメラと同じであることに注意してほしい。HERO4 Blackの価値は、あらゆるアクションカメラと同様に、本体が小さく軽量で、どこにでも取り付けられるという点にある。デジタル一眼レフの方が高画質ではあるが、ヘルメットにくくりつけることはできない。少なくとも、快適ではないだろう。
Blackの最大の欠点はデジタル手ぶれ補正機能がないことだ。しかし、4K画質で撮影して編集時に切り取れば、画面の揺れを抑えることはできる。実際のところ、4Kディスプレイを持っていない限りは、切り取った上でフルHD解像度を維持できる機能が、4Kを利用できる大きなメリットだ。
写真の質も良好だが、拡大すると細部が絵画的になり、ノイズも目立ってくる。前述のようにセンサの大きさは一般のオートフォーカスカメラと変わらないため、デジタル一眼レフと同じ画質を望むべきではないだろう。
写真と動画に利用できる同カメラの「Auto Low Light」機能は、実質的に、センサに届く光量を増やして適切な露出を確保できるように、シャッタースピードを遅くするだけのものだ。カメラと被写体が動かない場合は問題ないが、どちらかが動くとぶれが生じる。上の写真を撮影した際は0.3秒のシャッタースピードが選択されたため、適切な露出で、柔らかく流れるような良い雰囲気が出ているが、ビルの明かりには揺れによるぶれが見られる。
最高画質のGoProカメラを求めている人は、間違いなくHERO4 Blackを選択するべきだ。ずんぐりとしたデザインで、バッテリ持続時間や機能に難点はあるものの、画質はやはりクラス最高である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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