「Microsoft Band」レビュー(前編)--多機能フィットネスバンド

Scott Stein Dan Graziano 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年12月09日 07時30分

 (編集部注:米CNETによる「Microsoft Band」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。後編は12月16日に公開しています

 市場には、フィットネス専用バンドが数多く出回っている。そしてスマートウォッチも数多く出回っている。「Microsoft Band」は双方の頂点を目指す「スマートフィットネスバンド」だ。このような目標を掲げる製品はこれまでにも登場している。例を挙げるとサムスンの「Gear Fit」やFitbitの「Fitbit Surge」だ。Microsoft Bandはそういった製品の頂点を狙っている。この製品は、数多くのフィットネスモードを用意し、GPSを独自に装備し、やるべきワークアウトを戸外でダウンロードでき、一部のスマートウォッチよりも多くの通知を受け取れるようになっている。

 また、199.99ドルという価格でも他のフィットネスバンドと張り合えるだろう。この価格は、Intelの傘下となったBASISの「Peak」と同じであり、Fitbitの「Fitbit Charge HR」やJawboneの「UP3」と比べてもさほどかけ離れてはいない。現在のところ米国でしか発売されていないが、各国での販売価格はさまざまなものになるはずだ。

 完璧な製品のように聞こえるって?その答えはある意味においてイエスだ。しかし完璧というにはまだまだだ。デザインやバッテリ持続時間、そして時折遭遇する奇妙なインターフェースによって、思っていた以上に手を焼くことになる。また、深い階層に埋もれているさまざまなモードや機能により、直感的に、あるいは簡単に使用できるというレベルにまでは至っていない。

 同僚のDan Graziano記者はMicrosoft Bandをちゃんとしたフィットネスやエクササイズの場で、筆者(Scott Stein)は日々の生活の場で、それぞれ1週間にわたって試用してみた。以下はその結果を踏まえてのものだ。Microsoftは野心的なプラットフォームに挑み、いくつかのポイントについては及第点以上の結果を残しているが、同社初のフィットネスバンド製品としては野心的すぎたのかもしれない。これらの問題は将来的に解決されるだろうし、われわれもそうなることを願っているが、今のところは素晴らしい製品と手放しでほめる状態にはなっていない。

提供:Sarah Tew/CNET
提供:Sarah Tew/CNET

デザイン

 デザインはフィットネス用の拘束具か手錠とでもいった感じだ。Microsoft Bandを装着した際の奇妙な感触はそう形容するほかない。この黒いバンドはノーブランド品のように見え、小さいながらも思ったより分厚い仕上がりになっている。バンドの側面は硬く、バックルの裏側には光学式の心拍センサが装備されている。バックル部分に電子部品とバッテリを組み込んだ結果、少しずんぐりした印象になっている。Nikeの「Nike+ FuelBand SE」とよく似ているが、装着感では少し水をあけられている。

提供:Sarah Tew/CNET
バックルの裏側で緑色に光る心拍センサ
提供:Sarah Tew/CNET

 バンド部分は基本的にたわみのない構造になっているため、フィットするかしないかのいずれかとなる。このため3種類のサイズが用意されており、それぞれは多少調整できるようになっている。なお、筆者は大きめ(ラージサイズ)のバンドを選んだため、きつめに締める必要があった。

 製品上部には、幅広で平らなOLEDカラータッチディスプレイが装備されている。このディスプレイはサムスンのGear Fitのような曲面仕上げにはなっていないものの、テキストや電子メールなどの通知がポップアップし、スワイプやタッチで操作するという点は同じだ。また、側面には2つの小さい平らなボタンが配置されている。1つにはディスプレイを表示させる機能が、もう1つには特定のエクササイズやワークアウト、睡眠追跡機能を有効にする機能が割り当てられている。

提供:Sarah Tew/CNET
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