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アップルの「Retina 5K」搭載「iMac」レビュー--プロの目にも印象的な美しさ - (page 3)

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年11月11日 07時30分
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 テレビ評価に使用している複数のプロ用テストパターンを試してみたが、どちらのディスプレイでも一連のカラーバー群はまったく同じように表示され、グレイスケールのパターンもほぼ同じように表示されたものの、2014年型の5Kディスプレイ搭載iMacの方が若干緑がかって見えた。1920×1080ピクセルのネイティブフォーマットからスケールアップしたマルチバースト信号のパターンは、2013年型iMacでは少しソフトに見え、エッジは本来のパターンほどシャープではなくなっていた。

 次に、3840×2160ピクセルというフル4K解像度のテストパターンを表示させてみたところ、いずれの製品でも完璧にはスケールできなかった。2013年型iMacではテストパターン内のあるバー(マルチバーストパターンのラインが表示されるようになっている)がほとんど白く抜け、マルチバーストパターン全体が丸ごと欠落していた。5Kディスプレイではこれらのラインが表示されたものの、4Kテレビで表示されるようなピクセル単位に対応したシャープなパターンではなく、ソフトな感じになっていた。2013年型iMacでは、画面に目を近づけると(およそ30cm以下)、グリッドパターンを思わせるピクセル構造も見て取れた。

 しかし本当のテストは、それぞれのiMacで4K動画がどのように再生されるのかだ。われわれは2台のiMacを横に並べ、テレビのディスプレイをテストする際と同じ条件で、UHDcontent.euのFlorian Friedrich氏が制作した素晴らしいネイティブ4Kの動画クリップを再生してみた。

 少なくとも最初に再生した際には、4K動画のテストファイルは品質とシャープさという点でおおむね同じように見えた。しかし、10cmくらいのところにまで顔を近づけて見てみると、2台の違いが明らかになった。例えば、樹木の幹を横切る細かい枝が写っているシーンでは、5Kディスプレイが細い枝の細部までくっきりと映し出していた一方、2013年型iMacのディスプレイはビデオゲームのアンチエイリアス機能を無効化した時のように、よりごつごつした輪郭となっており、細かい部分が欠落していた。

提供:Sarah Tew/CNET
顔を近づけてみると、2013年型iMac(右側)ではピクセル枠が確認できた。
提供:Sarah Tew/CNET

 小川を流れる水のしぶきが映し出されているシーンで画面に顔を近づけてみると、2013年型iMacではテストパターンの時と同様に、ディスプレイ上のピクセル枠が目に入ってきた。一方、5Kディスプレイでは顔をどれだけ近づけてもピクセル枠は認識できなかった。

 使ってみた第一印象と、目で見た第一印象、そして比較テストから言えるのは、2014年型iMacの5Kディスプレイと、2013年型モデル(まだ販売中)の2560×1440ピクセルディスプレイの違いは目に見えて明らかだということだ。それではこのような違いは、この高解像度モデルにより多くのお金を支払うのに十分なものだろうか?

 考えられ得る限りの高解像度写真を編集しており、ピクセル枠が見えるくらい近いところから画面を見るのであれば、この製品は買いと言えるだろう。また、4K解像度の動画編集に携わっている人、特に2013年に発売された4KフレンドリーなデスクトップマシンであるMac Proよりも費用効率が高い代替製品を探している人にとっても、このiMacは買いと言える。

 しかし、市場の大半を占める普通のコンシューマーにとっては、Katzmaier氏のような専門家からどの部分に目を向けるのかを教えてもらわない限り、違いには気付かないだろう。

AppleのiMac Retina 5Kディスプレイモデル(27インチ)
ビデオ Thunderbolt 2/Mini DisplayPort(2基)
オーディオ ステレオスピーカー、
ヘッドフォン/マイク兼用ジャック
データ USB 3.0(4基)、
SDXCカードスロット
ネットワーク ギガビットEthernet、
802.11ac Wi-Fi、
Bluetooth
光学ドライブ 非搭載

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