ドコモの光セット割は「脱法的行為」--KDDI田中社長が憤り

藤井涼 (編集部)2014年10月31日 19時05分
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 KDDI代表取締役社長の田中孝司氏は10月31日、NTTドコモがNTT東西の光回線サービスを使ったセット割「ドコモ光」を2015年2月から開始することについて、「脱法的行為」と強く批判した。

  • KDDI代表取締役社長の田中孝司氏

 ドコモ光パックは、携帯電話の新料金プランと自宅向けの光回線サービスを組み合わせて割引するプランで、最大速度は1Gbpsを見込む。具体的な料金やサービスメニューは未定だ。同社の加藤薫社長は「NTT東西のフレッツを卸すことについては、ドコモだけでなく他も同じ条件と認識している。オープンで公平なシステム」と説明した。

 これに対し田中氏は、「これまでは接続という形で事業者が使う透明なルールがあったが、これを卸という形でセット割する。これはいったい何だろうというのが本音。最低限、透明性を確保しないといけないのに、そういう議論がなされている最中にこういうことを発表するのはいかがなものか」と憤る。

 また、KDDIを始めとする通信事業者やCATV事業者など236社は10月23日、NTT東西による光回線の卸サービスが開始された場合に、卸料金を開示するなど、透明性の確保を求める連名要望書を総務大臣に提出したが、「そういうこともあまり関係なく我が道をいかれる。何ともいえない気持ち」と落胆した。

 同日にはソフトバンクモバイルも、光回線サービスとのセット割引を提供することを明らかにしている。

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