NTTドコモは10月31日、NTT東日本およびNTT西日本が提供する光回線サービスを使った「ドコモ光」を2015年2月から開始することを明らかにした。2014年度第2四半期の決算会見で、今後の施策の一つとして発表した。
携帯電話の新料金プランと自宅向けの光回線サービスを組み合わせ、「ドコモ光パック」としてセット割引する。ドコモ光の最大速度は1Gbpsを見込む。
NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏は、「ドコモ光は、新料金プランと組み合わせることでお得感が増すしくみ。ドコモがモバイル、光回線、ISPをまとめてセットで提供することで、簡単かつリーズナブルな価格で提供できる」と説明する。
具体的な料金やサービスメニューは準備が整い次第発表するとしているが、基本的な方針として、パケット通信のデータ通信料を家族間で分け合える「シェアパック」の上位プランの契約者ほどドコモ光を安く利用できるようにする考えだ。
NTTドコモは対前年同期で減収減益が続いており、新料金プランとドコモ光を併せたパックプランで巻き返しを狙う。
一方で、ドコモが光回線を販売することに関しては、KDDIやソフトバンクらが強い警戒感を示してきた。これに対し「NTT東西のフレッツを卸すことについては、ドコモだけでなく他も同じ条件と認識している。オープンで公平なシステム」(加藤氏)とコメントした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」