こういったデザイン変更は、革新的でもなければ、「iOS 6」からiOS 7への移行のような大きな変化でもないが、Yosemiteをより近代的なものに感じさせるとともに、その整った見栄えと新機能によって作業の効率化を支援してくれる。
Yosemiteの通知センターには「今日」というビューや、ウィジェットが追加されており、今まで以上に使いやすくなっている。
Mavericksにも通知センターが搭載されており、トラックパッドを2本指でスワイプしたり、画面右上にあるボタンをクリックすることで画面の右端からせり出してくるようになっていた。YosemiteでもMavericksと同様の通知センターが搭載されているが、「今日」というビューと、Appleのアプリと連携するウィジェットが追加されており(このOSが成熟するとともにサードパーティー製のウィジェットも増えていくはずだ)、指先ひとつで多くの情報にアクセスできるようになっている。
今日というビューには、カレンダーやソーシャルネットワーク、リマインダーといった、その1日を一望できる情報が表示される。また、「Reminders(リマインダー)」アプリに設定しておいた打ち合わせの予定やアポイントメントの情報、そして現在地の今の天気や、知人の誕生日も表示される(お祝いのメッセージを送り忘れることもなくなるはずだ)。これらの情報はひと目で分かるよう、カテゴリごとに分割され、すっきりしたかたちで表示される。
サイドバーとして表示される通知センターで特筆すべきは、ウィジェットが使えるようになり、より便利になったという点だ。以前のバージョンでは「Dashboard」に追いやられていたウィジェットが通知センターから直接やり取りできるようになった。このため通知センター内で「カレンダー」や「天気」「株価」「世界時計」「SNS」「計算機」「リマインダー」といった、よく使うAppleのウィジェットを使えるようになった。
こういったものすべてが初めからYosemiteに搭載されている。なお今後、複数のサードパーティーからウィジェットが公開されるはずだ。このため、スポーツ試合の途中経過をESPNで素早くチェックしたり、興味があるニュースの最新の見出しをCNNでチェックできるようにもなるだろう。
Mavericksでは画面右上のSpotlightアイコンをクリックする(あるいはCommand+スペースキーを押す)ことで、ハードディスク内を検索できた。Yosemiteでも同様の操作でハードディスクの検索が可能となっており、さらにウェブの検索も実行されるようになった。
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