上述した通り、Yosemite全体に適用されている新たなデザイン要素により、コンテンツが前面に押し出されている。その好例がSafariだ。ウィンドウ上部の新しいツールバーはずっとスリムな感じになっているが、今までMavericksで使用していたすべてのツールが使用できる。また、他のYosemiteアプリすべてでも同様となっているが、半透明のデザインが採用されており、ツールの後ろにあるものが透けて見えるため、より優れたエクスペリエンスが得られるようになっている。
Safariのナビゲーションも簡単になっている。すべてのタブを表示した際には、タブが一覧表示され、同一サイトのページはスタック上にまとめられるため、ひと目で必要なサイトを見つけられるようになっている。また、検索バーをクリックすると、お気に入りのサイトすべてがアイコンで表示されるため、それをクリックするだけで、よく訪問するサイトに即座にアクセスできる。
またSafariでは、プライベートモードをウィンドウ単位に設定できるようになった。プライベートウィンドウを使った閲覧では履歴が保存されず、他のデバイスにその情報が自動的に送られず、あらゆるデータと関連するクッキーはそのウィンドウを閉じた際に破棄される。
さらなるセキュリティ対策として、Appleは簡単に履歴をクリアできるようにもしている。「履歴とWebサイトデータを消去」を選択すると、例えば「直近1時間」や「今日」といった選択も可能になるため、コンピュータの前から離れた際に、妻への誕生日プレゼントとして何を選んだのかを簡単に調べられないようにすることもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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