Googleが「Switch」というウェブサイトを公開した。念頭に置いている1つの狙いは、Appleの「iPhone」および「iPad」ユーザーに対し、いかに簡単にデータを「Android」搭載デバイスに移行できるかを伝えることだ。
このサイトは実質的にマニュアルであり、モバイルOSの「iOS」を搭載するApple製デバイスの所有者が、GoogleのAndroid搭載デバイスに写真や音楽を移行する方法や、連絡先の移行、電子メールの設定、iOS搭載デバイスで使っているアプリを見つける方法を説明している。
Switchは扱っている範囲がいくらか狭いが、Appleに照準を合わせているのは明白だ。デバイス間でコンテンツを移行する方法を詳しく説明しており、そうした情報の移行がどれほど「シンプル」かをアピールしている。
AppleとGoogleはここ数年にわたって、言葉での戦いと、顧客獲得の争いを続けており、相手の短所と思われる点をたたき合ってきた。Appleは米国時間10月16日に開催した報道機関向けの特別イベントで、Androidのいわゆるフラグメンテーションについて標的にし、同プラットフォームはユーザーに単一バージョンのOSを使ってもらうという点で問題を抱えていると指摘した。一方のGoogleは、Androidがもたらす利便性と、Androidの長所だと自負する諸機能に焦点を当てる傾向がある。
調査会社のcomScoreが2014年9月に公開したスマートフォン向けプラットフォームに関する報告書によると、GoogleのAndroidが米国市場で約51%のシェアを占めているという。Appleの市場シェアは42%をわずかに上回っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス