UPDATE Appleは米国時間10月20日、第4会計四半期決算を発表した。売上高と利益はともにウォール街の予測を上回った。現四半期の売上高についてもアナリストらの予測を上回る見通しを示し、「iPhone」販売台数も予測を上回った。唯一のマイナス面は「iPad」の売り上げで、3四半期連続で減少した。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏はプレスリリースで、「当社の2014会計年度は、『iPhone 6』と『iPhone 6 Plus』という過去最大のiPhoneリリースを含む、記録に残る1年だった」と述べた。「Apple史上最強の製品ラインナップで、ホリデーシーズンを迎える。2015年に向けて用意している『Apple Watch』をはじめとする素晴らしい製品およびサービスについても、非常にわくわくしている」(Cook氏)
Appleは12月までの同社会計第1四半期について、売上高を635〜665億ドルと予測しており、Thomson Reutersが集計したアナリスト予測である635億2000万ドルを上回る。
Appleによる第4四半期のiPhone販売台数は、前年同期比16%増の3930万台だった。Fortuneが集計したアナリストらの平均予測は、3780万台だった。4.7インチのiPhone 6と5.5インチのiPhone 6 Plusは9月18日に発売されているため、12月までの現四半期の同製品販売台数はさらに大きく増加するだろう。
iPad販売台数は1230万台で、前年同期よりも13%減少した。Fortune集計のアナリストらの平均予測は、1310万台だった。
「Mac」販売台数は引き続き復活傾向にあり、Appleによる出荷台数は前年同期比21%増の550万台だった。
同社会計第4四半期(9月27日締め)の利益は84億7000万ドル(1株あたり1.42ドル)で、前年同期の75億1000万ドル(1株あたり1.18ドル)から増加した。
同四半期の売上高は、12%増の421億2000万ドルだった。米国外の売上高は、同四半期総売上高の60%を占めた。
アナリストらによる最新予測は、売上高398億8000万ドル、1株あたり利益1.31ドルだった。Appleは7月、売上高を370〜400億ドルと、当時のアナリスト予測だった404億4000万ドルよりもやや低く予測していた。売上総利益率は37〜38%と予測していた。
売上総利益率は前年同期の37%から38%に増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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