これまでにDellやeBay、そしてもちろんAppleも含め、企業各社に強く変革を求めてきた大富豪の物言う投資家Carl Icahn氏が米国時間10月8日、翌9日にAppleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏に宛てて公開書簡を送付する計画であると自身のTwitterアカウント(@carl_c_icahn)からツイートした。Icahn氏はこの中で「きっと面白いことになるはずだ」と書いている。
これに先立つツイートで、Icahn氏は1年ほど前にAppleにおいて大きなポジションを購入したこと、および同社が「著しく過小評価されている」と考えていたことを指摘している。それ以降、Appleの株価は50%以上も上昇したとIcahn氏は付け加えた。
このツイートのわずか数時間前に、Appleは10月16日に開催する報道機関向けイベントへの招待状を送付した。タブレットの「iPad」と「Mac」について新機種の発表があるというのが大方の予想で、新しいMac向けOSについても話題にのぼるとみられている。
Appleの前CEOである故Steve Jobs氏は長きにわたり株主を無視していたが、Cook氏はより株主に配慮したアプローチを採っている。同氏は2013年、Icahn氏がAppleの株式を大量に取得した後にIcahn氏と面談した。当時、Icahn氏はAppleの自社株買いプログラムの規模が小さすぎると批判し、Appleに500億ドル相当の自社株買いを実施するよう求めていた。同氏は2014年2月、Appleが同氏の要求する買い戻しの目標額を満たしつつあると述べて、この提案を撤回した。
約1年前のIcahn氏との面談以降、Appleは自社株買い計画を大幅に拡大し、配当を増やしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?