新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では半導体レーザーを用いた開発中の端末を出品。実用化時期は未定。一見すると他の製品と似ているが、全く別の技術が使われている。眼の前面のメガネ部分に映像を投影して見るのではなく、出力を適度に調整したRGB三原色の半導体レーザーを直接眼の網膜に当てて映像を見る方式。これにより、視力に関係なくシャープな映像が見られ、完全なシースルーが実現できるという。また、輝度や色再現性、視野角も広い。レーザーを直接網膜に当てるというのは少し抵抗があるかも知れないが、出力が低く安全性は確認されているという。また、消費電力も0.1W以下と低く、部品も小型とのこと。メガネ型ウェアラブル端末は消費電力が問題となっているだけに、実用化されれば端末の小型化やメガネ単体での長時間駆動が可能になる。