グーグルが開発するメガネ型のウェアラブルデバイス「Google Glass」が、総務省の技術基準に適合するかどうかを認定する機関であるJATE(電気通信端末機器審査協会)の審査に、4月10日付で通過したことが5月1日に分かった。これにより、日本でGoogle Glassが販売される可能性が高まったといえる。
今回認定されたGoogle Glassの機器名称は「Glass,Model:AVT-5,XE-C」。グーグル広報は、JATEの発表内容については「間違いない」としながらも、日本での販売時期などについては「お話しできることは一切ない」とした。
通常、海外端末を日本国内で販売したり使用したりするには技術基準適合証明と技術基準適合認定(技適)のいずれか、あるいは両者の認証が必要で、その認証を受けているかどうかを証明する“技適マーク”がついていない通信機器を使用すると電波法違反になる恐れがある。
なお、日本ではキーバリューがGoogle Glass向けに、現在地で起きているニュースをリアルタイムに表示するアプリ「Glassニュース」を開発しているほか、日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)が、Google Glassなどを活用した実証実験を米国ホノルル空港で開始している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス