「iOS 8」の第一印象(後編)--注目の新機能や改善点

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年10月07日 07時30分
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 (編集部注:米CNETによる「iOS 8」の第一印象を前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は9月30日に公開されています

フォトライブラリとカメラアプリに追加された機能

 写真関係はAppleが特に力を入れている領域であり、「iOS 8」では写真の編集や仕上げ、検索を支援する新機能が数多く追加されている。新たな「Photos(写真)」アプリの目玉は、写真を自動的に水平にする機能と、トリミングする機能だが、写真の仕上がりを良いものにするための自動色調補正ツールも複数搭載されている。またAppleは、iOS 8の「Camera(カメラ)」アプリ内から、サードパーティーの開発者によって作成されたツールを利用できるようにするとも述べている。

 カメラアプリには、「TIME-LAPSE(タイムラプス)」(低速度撮影)ビデオという素晴らしいオプションも追加されている。タイムラプスの操作も、「PHOTO(写真)」や「VIDEO(ビデオ)」「SQUARE(スクエア)」「PANO(パノラマ)」「SLO-MO(スローモーション)」と同様に直感的なものとなっている。カメラを交通量の多い交差点やゆっくりと流れる雲、自動車のフロントガラス越しの景色に向け、録画を開始するだけだ。撮影を終了した時点でタイムラプスビデオは完成しており、カメラロールに保存したり、友人に送信したり、ソーシャルネットワーク上で共有できるようになっている。

 Appleは写真の見栄えを良くするために、「Light(ライト)」と「Color(カラー)」という2つのスライダを追加している。これらのスライダは、単に輝度や色調の補正を行うものではない。それぞれのスライダによって、手元の写真が分析され、見栄えを最大限に高めるために複数のパラメータが調整される。ちなみにライトには、「Shadows(シャドウ)」や「Highlights(ハイライト)」「Exposure(露出)」」「Black Point(ブラックポイント)」「Contrast(コントラスト)」といったパラメータが含まれている。これらは個別に調整することもできるが、写真を手っ取り早く見栄えの良いものにしたい場合、これらのスマートスライダで驚くほどの結果が得られるはずだ。

提供:Jason Parker/CNET
新たに搭載されたスマートスライダを使えば、複数のパラメータを連携させながら写真の見栄えを調整できる。なお、パラメータは個別に調整することもできる。
提供:Jason Parker/CNET

 写真アプリの上部に配置された検索フィルタによって、撮影場所や撮影日付といったカテゴリごとの絞り込み検索が可能になっている。1年前に撮影した写真や、場所ごとにまとめられた写真、個別の写真、アルバム内の写真を検索することもできる。ただ残念ながら、筆者が別の記事で最近言及していたような、写真のタグを個別に設定する機能はまだ搭載されていない。

提供:Jason Parker/CNET
検索フィールドをタップすれば候補が表示される。また位置情報や日付を検索することもできる。
提供:Jason Parker/CNET

Siriの音声起動

 「Siri」は、より迅速に結果が得られるよう、ストリーミング音声認識をサポートするようになった(しゃべっている内容が逐次、認識、表示されるようになった)。また、新たに22言語での音声入力が可能になった。

 そして、デバイスが電源に接続されている場合、音声だけでSiriを起動できるようにもなった。このため机の上で充電しているか、自動車内で充電しているかに関係なく、「Hey, Siri!」と呼びかけるだけでSiriが質問を待ち受けるようにし、スポーツの試合結果を手早く調べたり、運転中に友人に電話をかけたりできるようになるわけだ。

 筆者がオフィスで音声起動のテストをしたところ、ある問題に遭遇した。「iPhone」を筆者と同僚の机の間に置いていたところ、その同僚はSiriを起動させ、筆者の連絡先にテキストメッセージを送れたのだった。これが大きな問題になることはあまりなさそうだとはいえ、筆者が10代であれば、友人の意中の人に宛てて冗談でメッセージを送ってしまうかもしれない。実際のところ、Siriのこの機能を使えば、さまざまないたずらが可能になるため、これが実際の問題につながるかどうか、しばらく様子を見てみなければいけないだろう。

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