Appleの「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を中国で入手するのが困難である状況に変わりはないが、新しい報道によると、中国に持ち込まれた端末の価格が既に大幅に下落しているという。
The New York Timesは米国時間9月29日、iPhone 6およびiPhone 6 Plusを辛うじて入手した中国の業者らは、予測していたよりも需要が低いために、北京において同製品の価格を大幅に引き下げていると報じた。Appleの最新端末は発売直後、下位機種で1万2000〜1万5000人民元(1950〜2440ドル)で売られていたが、その価格は現在、6500〜8800人民元(1060〜1430ドル)に下落しているという。
AppleのiPhone 6とiPhone 6 Plusは9月、米国をはじめとする複数の国で発売された。両機種はこれまでのところ中国では提供されておらず、同国での販売はまだ承認されていない。
それでも、米国やその他の国で端末を購入し、中国に持ち込む人々が後を絶たなかった。密輸入者や販売業者らは、中国での需要が高く、多大な利益を得ることができると考えていた。しかし、もはやそうではないようだ。
多くの消費者は単純に、正式発売(そして、密輸品よりも低い価格)を待っているのかもしれない。中国を拠点とするXiaomiなどのAppleの競合企業が、中国消費者のニーズを既に満たしているという可能性もある。
これまでのところ、Appleは中国での発売時期を明らかにしていないが、10月初旬になる可能性がある。Appleは、規制当局による部分的な承認を得ており、最終的な承認が出るのを待っている。発売前の販促活動を行うために、Appleは中国での発売を少なくとも1週間前には明らかにする可能性が高い。
中国は、Appleの事業において重要な市場であり、第2四半期には同社の総売上高の約16%を占めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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