既報の通り、日本マイクロソフトは産経新聞グループの産経デジタルと共同展開してきた「msn産経ニュース」を、10月1日頃に終了する予定だ。同社では同サイトの終了にともないポータルサイト「MSN」と、同サイト内に掲載される「マイクロソフト アドバタイジング」の広告商品を刷新する。現在は新MSNのプレビューサイトを公開している。
新たな広告商品は、横300×縦250のバナー「ウィンドウ」、横300×縦600のバナー「カンバス」、横300×縦250で通常記事と同じフォーマットの「ビューアブル ネイティブ アド」、記事に並んで表示されるテキスト広告「ビューアブル テキスト アド」。
そしてリッチ広告として、横970×縦250の「ビルボード」、ウィンドウとカンバスに連携しマウスオーバーで画面上を広告が動く「ウィンドウ/カンバス フロート」、ウィンドウとカンバスに連携しマウスオーバーで広告が展開する「ウィンドウ/カンバス MOF」。
広告はマルチデバイス対応で、PCやタブレット、スマートフォンで同じように提供される。また、ユーザーがページを開いた最初のタイミングで表示されない広告は、ユーザーが画像をスクロールするなどして広告が表示された時にインプレッションがカウントされる仕組みとなっている。
さらに、Microsoftアカウントを使用したユーザーの行動履歴や検索履歴の取得が可能となる。同時にオプトアウトの仕組みを作り、情報提供を停止したいユーザーからの申請を受け付けるという。
なお、ユーザーはMicrosoftアカウントでログインすることで、登録した買い物リストや株式銘柄のウォッチリストなどをどのデバイスからでも見られるようになり、TwitterやFacebookのほか、SkypeやOneDriveなどのマイクロソフトのオンラインサービスに簡単にアクセスできるようになる。
日本マイクロソフト アドバタイジング&オンライン本部の坂下洋孝氏によれば、新たなMSNで広告掲載時にリーチ可能なユーザー数は、全世界55カ国で約4億2500万人、日本国内約2500万人以上。今後、コンテンツのパーソナライズ機能を拡充することによりユーザーの滞在時間、訪問頻度の増加を図り、広告価値の向上につなげたい考えだ。
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