三菱電機初の4Kテレビ「REAL LS1」--レーザ光源採用でこだわりの“色純度”

加納恵 (編集部)2014年08月25日 18時54分
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  • 4K液晶テレビ「REAL LS1」シリーズ

 三菱電機は8月25日、同社初の4Kテレビとなる「REAL LS1」シリーズを発表した。バックライトに赤色レーザとシアン色LEDを用い、色純度の高い4Kの高精細映像を表現する。発売は10月30日。想定税別価格は65V型の「LCD-65LS1」が70万円前後、58V型の「LCD-58LS1」が50万円前後になる。

 三菱電機のREALシリーズは、通常LEDを使用するバックライトにレーザを採用していることが特徴。LS1シリーズは、赤色レーザとシアン色LEDを用いることで、赤と緑が混ざり合うことなく、純度の高い広色域を再現できるとしている。これによりHD放送時に比べ、約170%に色域範囲が広がる予定の4K放送時の色域に近い色表現が可能になる。

  • 赤色レーザ+シアン色LED(左)と白色LEDバックライト(右)の比較

  • 放送規格の色域拡大

  • 広色域のメリット

 左右に独立スピーカを設けた「DIATONEサウンドシステム」を搭載し、音の再現力も向上。アルミ製の円筒形状縦型スピーカボックスに、トゥイータ2個、ウーファ1個、パッシブラジエータ2個を左右に備え、臨場感あるサウンドを再現する。左右の音が円状に拡散するため、音像定位がよく、きれいに拡散できるとのことだ。Bluetoothも内蔵しているため、スマートフォンやタブレット内の音楽ファイルをワイヤレスで再生することも可能だ。

  • トゥイータ2個、ウーファ1個、パッシブラジエータ2個を内蔵

  • 上側のトゥイータは斜め上に向け配置することで縦方向の音場を拡大

  • スピーカ部には取り外し可能な前面ネットがついている

 本体には2TバイトのHDDを内蔵し、番組録画にも対応。地上、BS、110度CSデジタルチューナは3基搭載し、ダブル録画にも対応する。USB HDD接続もできるが、直接録画には対応しておらず、内蔵HDD内に録画した番組を移動するときにのみ使用できる。

  • 三菱電機リビング・デジタルメディア事業本部家電映像事業部長の菊池康男氏

 REAL LS1シリーズは、三菱電機初の4Kテレビ。三菱電機リビング・デジタルメディア事業本部家電映像事業部長の菊池康男氏は「50V型以上の大画面テレビは4Kテレビの比率が25%程度になっており、金額ベースにおいては40%を超えるところまできている。そうした市場を背景に、4Kテレビ購入者が最も気にしているであろう、高画質、高音質、デザインの3つのキーワードに基づいて商品を作りこんだ」と三菱電機ならではの4Kテレビの特徴について話した。

  • 三菱電機京都製作所所長の能勢純一氏

 また、国内テレビメーカーの中で後発となった4Kテレビ導入時期について、三菱電機京都製作所所長の能勢純一氏は、「私たちが当初想定していたよりも4Kテレビの比率が市場で高くなってきている。そうした中でパネルを4K解像度のものに変更し、他社と横並びのスペックになるよりも、三菱電機として何ができるかを社内で議論した。レーザバックライトを含め、音へのこだわりを形にするため、この時期の投入となった。我々として出遅れ感はない。オンリーワン技術を投入し差別化していけば十分キャッチアップできると考えている」とコメントした。

 4Kの高精細パネルをいかし、SDカードに記録した静止画をスライドショーで再生できる「写真専用画質モード」を装備したほか、タニタ製の活動量計「カロリズム AM-160」(9月1日発売)で計測した歩数や総消費エネルギー消費量、脂肪代謝活動エネルギー量などのデータをテレビにBluetoothで蓄積転送できる「REAL ウエルネス」といった機能を備える。専用iOSアプリ「REAL Remote 予約」「REAL Remote 音声操作」を使用すれば、外出先からの録画予約や、チャンネル選局や音量調整など音声でテレビの操作が可能だ。

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