クラウド名刺管理サービスを提供するSansanは、日本全国のBtoB営業担当者555人を対象に実施した「企業の名刺・人脈の共有に関する意識調査」の結果を公開した。調査はインターネットを通じたもの。
これによると、仕事で交換した名刺が誰の所有物だと思うかという問いに対し、「会社のもの」と答えた人が42.3%、「個人のもの」と答えた人が27.6%で、「どちらのものでもある」と答えた人が29.9%だった。
自分の名刺(人脈)を会社で共有することに抵抗はあるかという問いに対しては、「社内なら誰と共有しても抵抗はない」と答えた人が39.5%、「共有する相手を制限できるのであれば抵抗はない」と答えた人が39.1%で順に割合が多い。否定的な回答である「相手が誰でも、共有することには抵抗がある」と答えたのは9.5%で、その理由として多かったのは「自分の案件に横やりが入ることを避けたいから」だったという。
会社での顧客情報管理の実態としては、「会社で管理する対象は個人が判断している」場合が最も多く(57.8%)、「交換した名刺を全て会社で管理しているのは19.3%にとどまった。Sansanは「組織の名刺・人脈共有に関する状況はまさに過渡期にある」と分析している。
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