Appleは両者にわずかな違いを持たせたが、それでもはっきりとわかるものなので、この変更があっても以前と同じようにMacを使えるだろう。
次の変更点は、アプリケーションウィンドウの背後にあるコンテンツがわかりやすくなったことだ。Appleが筆者に語ったところによると、これはデスクトップにもっと奥行きを持たせるためだという。筆者にはその効果がはっきりわからなかったが、見た目がよくなるのは間違いない。
上の画像を見ると、「Mavericks」では検索結果に並ぶ一連の赤い画像が、見慣れた形で表示されている。一方のYosemiteでは、上部のツールバーに背後のコンテンツの色が見えている。
また、Safari上部のツールバーが整理され、Mavericksで利用できる機能はそのままに、表示中のウェブページの内容にもっと集中できるようになっていることがわかる。このようにツールバーを小さくしたデザイン変更はYosemiteで一貫しており、Appleによると、ウェブの閲覧、「FaceTime」での通話、「Messages」によるチャットで、インターフェースを目立たないようにしておくためだという。
同じく小さな変更点として、アプリケーションウィンドウの操作方法がある。「Mac OS X Lion」では、画面の端まで最大化されるフルスクリーンアプリケーションが導入された。右上にあるボタンでフルスクリーンアプリケーションと通常のウィンドウを切り替えることができ、左上に並んだ赤、黄、緑のボタンはそれぞれ、ウィンドウのクローズ、最小化(ズーム効果付き)、サイズ変更の機能を持つ。
ほんのわずかな違いだが、この部分の変更は理にかなったものだ。Yosemiteでは、右上の矢印が廃止され、左上にある緑色のボタンがフルスクリーン切り替えに変更された。もちろん些細なことだが、フルスクリーン切り替えボタンが離れたところにあるというのはあまり意味がなく、1か所でウィンドウを操作できるようになるのはありがたい。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」