ユーザーが見慣れた要素を作り替えるというテーマは、「Calendar」アプリケーションの新しい「Day」ビューでも一貫している。下の例では、Mavericksに表示される情報がYosemiteでもすべて表示されているが、Yosemiteの表示のほうがはるかに実用的だ。
上のMavericksの画像では、イベントをハイライトすると、そのイベントの全情報と行き先を示すマップが小さなポップアップで表示される。一方、YosemiteのDayビューでは、すべての情報が同じ(半透明の)ウィンドウの一部に表示される。
やはりこれも何か画期的な機能というわけではなく、これまでに見てきた他の変更と同様に、Yosemiteで情報の表示のされ方がいっそうスマートになるというだけだ。
アプリケーションウィンドウが半透明になったからといって、もちろん仕事のやり方が変わるわけではない。ツールバーが細くなろうとアイコンがフラットになろうと、あるいは「Today」ビューが新しくなろうと、やはり変わらないだろう。だが、こうした小さな変更のすべてによってMacが生まれ変わり、日々の作業をこなすときに、より新しい感覚を得られるようになる。
主な機能変更や新たに追加された機能については前回までの記事(本稿の冒頭のリンクを参照)で紹介したが、(ある程度まで)Appleのきめ細かなデザインアプローチは最も重要な新機能の1つである。なぜなら、ユーザーはMac OS X Yosemiteで混乱することもないし、Mac OS Xの旧バージョンで使い慣れていた機能を探し回らなくても、すぐわかる場所にあるからだ。Appleはただ、操作を簡単にしつつ、新しい全体的なルックアンドフィールでMac OS Xのインターフェースデザインを現代風に仕上げる方法を考え出した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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