MicrosoftとGoogleは、「Windows Phone」と「Android」の次期バージョンに「キルスイッチ」を追加することで、ニューヨーク州司法長官と合意した。
ニューヨーク州司法長官のEric Schneiderman氏は米国時間6月19日、「Secure Our Smartphones」イニシアチブの一環としてレポートをリリースした。同レポートは、盗難防止策としてスマートフォンにキルスイッチを搭載することの重要性を説き、MicrosoftとGoogleがそれぞれのモバイルOSにこの機能を搭載する予定だとしている。
キルスイッチはこの数カ月間、大きな話題となっている。米国では多数の州が、スマートフォンにキルスイッチを導入するべきか否かをめぐって議論を戦わせてきた。カリフォルニア州は、盗難にあった時点でスマートフォンを操作不能にする同機能に当初は反対していたが、5月にはキルスイッチ法案を承認した。これにより、カリフォルニア州で購入されるすべての新しいスマートフォンでキルスイッチ機能を有効にすることが義務付けられる。
またレポートでは、キルスイッチの有効性を証明する例としてAppleを挙げている。同社は2013年、「iPhone」端末が盗難に遭った場合に所有者がすべてのデータと情報を削除できるようにした。Schneiderman長官によると、これによってニューヨーク市だけでも、Apple製品の盗難は19%減少したという。
同レポートには、AndroidとWindows Phoneにキルスイッチ機能が追加される具体的な時期は書かれていない。だが、これが実施されれば、市場で提供されるほぼすべてのスマートフォンに、「消費者の安全」につながるとSchneiderman長官が主張する機能が搭載されることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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