Microsoftは結局、「Windows 8.1 Update 2」にWindows 8用の新しいスタートメニューを実装しないようだ。
これまでWindowsについて信用に足る情報を提供してきてくれた複数の情報筋が、最近の計画変更に関するこの話を筆者に教えてくれた。
Microsoftは最近まで、「ミニ版」のスタートメニューをWindows 8.1の2回目のアップデートであるWindows 8.1 Update 2に入れ込もうとしていた。同アップデートは、(私が直近に聞いた話では)現在でも2014年8月に提供される予定だ。
MicrosoftのOS部門は、自社製のスタートメニューの提供をWindowsの次期大型リリース「Threshold」まで提供しない決断を下した。「Windows 9」と呼ばれるのかは定かでないが、Thresholdは2015年にリリースされる予定。時間内に機能が完成しないためなのか、他に理由があるのか、計画が変更された経緯は分からない。
Microsoftが開発する新しいスタートメニューは「Windows XP」「Windows Vista」「Windows 7」のものとは異なるものになる。共通点もあるが、Windows 8のMetroスタイルの画面コンセプトに沿ったものになる。市場にはStardock、Pokki Windows 8 Start Menuなど、サードパーティーが開発したWindows 8用のスタートメニューが複数存在している。
Microsoftのユニファイドオペレーションシステムグループを統括するエグゼクティブバイスプレジデントTerry Myerson氏は4月初めにMicrosoftが開催した「Build Developer Conference」でスタートメニューのモックアップを披露し、スタートメニューを「次の版の」Windowsで利用可能にすると述べた。同氏はこれがWindows 8.1 Update 2なのか、Thresholdなのかは明示しなかったが、4月に漏れ聞こえた話では、同社の中ではUpdate 2に機能を実装する予定だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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