UPDATE Appleで「iTunes」の責任者を務めるEddy Cue氏とBeatsの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のJimmy Iovine氏は、AppleによるBeats買収計画の背景を語り、両社が一緒になることによって得られる効果を示唆した。
「音楽は大切なものだ」とCue氏は米国時間5月28日、カリフォルニア州のランチョパロスベルデスで開催されているRe/codeのCode Conferenceの壇上で述べた。「音楽は非常に重要な文化である。世界中のすべての人々にとって大切なものだ。誰もが音楽を愛している。Appleは創設当初から音楽に携わってきた(中略)音楽に投資し続けることがわれわれの使命である」(Cue氏)
同氏は、BeatsにはAppleが「求め、愛する」3つの要素があると付け加えた。たぐいまれな才能、素晴らしいヘッドホン、そして巧みに構築されたサブスクリプション式の音楽サービスである。スピーカーなどの分野においても可能性を秘めているとCue氏は述べた。多数の顧客を擁するAppleは顧客がどのような音楽を聴くかを知っているうえ、顧客に簡単な支払い手段を提供し、アーティストとは素晴らしい関係を築いていると同氏は述べた。そのすべてがBeatsの「強化に役立つ」とCue氏は付け加えた。
Cue氏はその後、Appleは「私がこの25年間で見た中で最高の製品パイプライン」を2014年に準備していることを明かした。
「われわれが予定している製品群が素晴らしいものであると私は確信している」と同氏は述べた。
一方Iovine氏は、Beatsはかなり以前からAppleと提携しようと試みてきたが、Appleの動きはゆっくりだったと述べた。
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