マイクロソフト「Surface Pro 3」の第一印象--12インチに大型化 - (page 2)

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年05月29日 07時30分

 過去2代のSurface Proは、10.6インチのスクリーンを持ち、厚さは13.5mmで、大きさは10.81×6.81インチ(約274.6×約173.0mm)だった。この新しい12インチのSurface Proは、大きさが11.5×7.3インチ(約292.1×201.4mm)で、厚さは9.1mmまで薄くなっている。Pro 3はまた、先代機種(907g)よりもわずかに軽量(800g)になっている。

 この薄いボディには、フルサイズのUSB 3.0ポート、microSDカードリーダー、Mini DisplayPort、5メガピクセルの1080p前面および背面カメラ、ドルビーサウンドを出力するステレオスピーカーが詰め込まれている。また、他のハードウェア仕様には、64Gバイトから512GバイトまでのSSDストレージ、4Gバイトまたは8Gバイトのメモリ、802.11acまたは802.11a/b/g/n Wi-Fi、そして企業向けセキュリティ用のTPM 2.0などが含まれている。

 Microsoftは誇らしげに、新型Surface Proの設計はファンレスではないが、実際にはファンレスのようなものだと述べている。これは、Intelとの共同で設計された新たなシステム構成により、Core i3やi5だけでなく、Core i7を搭載したシステムも非常に低電力で動作するため、スリムで静音性の高いファンによる通気しか必要とせず、騒々しい回転音も、手に当たるファンからの排気もないためだ。レビューに使用したSurface Pro 3は、Intel Core i5 CPUを搭載した中堅モデルだったが、確かに温度は低く感じたし、最初の試用テストでは静かに動作した。ただし、これは多くの実際にファンを持たない多くのWindows 8タブレットにも言えることだ。

提供:Sarah Tew/CNET
提供:Sarah Tew/CNET

 新しいデザインのもう1つの重要な違いはキックスタンドで、22度から150度までの範囲であれば、ほぼどんな角度でも自由に調整することができる。筆者の脚は身長6フィート(約1.83m)としては普通のサイズだが、それでもSurface Pro 3を膝の上に使いやすい形で乗せるのは難しかった。キックスタンドの角度は、座って見るには厳しすぎる角度にしておくしかなく、画面を倒しすぎるとスタンドの端が膝から落ちてしまう。

 タイプカバーの上部に追加された磁石が入っているヒンジを折り曲げて、キーボードの奥側を持ち上げることで角度をつければ、より自然にタイピングできる角度になり、やや使いやすくなる(ほぼすべてのPCのキーボードの裏側に、奥側を持ち上げる小さな脚が付いているのはこのためだ)。

 タッチスクリーンディスプレイはHD以上で、12インチのサイズに2160×1440の解像度を持ち、画面はクリアで明るく、HDを超えるディスプレイを採用するトレンドに従ったものだ。12インチ画面に、これ以上のピクセルが必要だろうか?これは議論が分かれるところだが、一部の13インチモデルはすでに3200×1800の解像度を備えている。

提供:Sarah Tew/CNET
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