これに気づくには一瞬時間が必要かもしれないが、Surfaceのデザインには、大きな変更点が1つある。それは、Windowsロゴの入った静電容量方式のボタン(これを押すとWindows 8のタイルインターフェースに戻る)の位置が、ボディの長辺の下から、短辺の下に移ったことだ。
これには2つの理由が考えられる。第1に考えられる理由は、新型キーボードカバーに傾斜をつけるための2つめのヒンジを使用した場合、カバーの取り付け位置がもともとWindowsボタンのあった場所になることだ。第2に、Windowsロゴボタンを短辺側に移したことで、ユーザーはデバイスを縦向きに使うことを意識するようになる。多くのWindowsタブレットやハイブリッドデバイスは、長辺を下にして置く横向きモードで使うようにデザインされているが、人気の高いAppleのiPadは、もともと本や雑誌のように縦向きに持って使うデバイスだと理解されている。
これは、MicrosoftがSurface Pro 3をメモ取り、注釈付け、図の作成、スケッチなどの教育デバイスとして売り込もうとしていることともつながる。バッテリで動作する付属のBluetoothペンは金属製で、8インチの「ASUS VivoTab Note 8」などの、他のWindows 8タブレットで試したものよりもしっかりしている。
Surface Proのペン(Microsoftはスタイラスではなくペンと呼ぶことを推奨している)は、The New York Timesクロスワードパズルアプリを含むさまざまなアプリで利用できる。また、「OneNote」は図を書いたりメモを取ったりするときに、どうペンを使えるかを示すよい例だろう。使っているMicrosoftのクラウドサービスをすべて適切にセットアップしておけば、OneNoteのファイルを他のデバイス、例えば携帯電話やノートPC(WindowsやMac)と同期させることができる。さらに、ペンの先をクリックするだけで、Surfaceがスリープ状態でもOneNoteを開くことができ、メモは自動的に保存される。将来のアップデートでは、Surface Penの先をダブルクリックするだけで、スクリーンショットをキャプチャーして保存できるようになる。
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