地球の画像を撮影する衛星を手がける企業の買収に、Googleは10億ドル規模の金額を支払う用意ができているのだろうか。
買収対象となる可能性のある企業は、カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くSkybox Imagingで、同社はデータ分析および地球の詳細な画像や動画に特化した自前の衛星群を保有していると、TechCrunchが報じている。またSkyboxの価値は、2012年の資金獲得の実績から、5億ドルから7億ドルの間だという。
Skybox Imagingはこの件に関してコメントしていない。Googleにもコメントを求めたが回答は得られなかった。
衛星画像を手がける企業を所有することにGoogleが興味を示しているという報道は、2014年4月にドローン開発企業のTitan Aerospaceを買収した件に続くものだ。Titanの買収には、Googleの「Project Loon」の一環となっている、高い高度に上げてインターネット接続を提供する気球の開発を助けるという狙いがある。さらに、「Google Maps」および「Google Earth」に関する同社の地理空間チームの先進的技術開発を支援するためだともみられている。
Skyboxと、Planet Labsなどの他社を含む複数の企業のうち、Googleが本当はどの新興企業に興味を示しているのかを悟られないようにするため、情報筋から不正確な情報が流された可能性もあると、TechCrunchの記事は指摘している。Planet Labsは地球を撮影する衛星を28機保有しており、Skyboxのようにデータ分析、画像処理、動画に力を入れている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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