Googleは米国時間5月6日、学校からさらなる高評価を得ることを目指し、新たなツールを発表した。課題の管理や生徒との連絡が簡単にできるよう、教員を支援することが目的だ。
「Classroom」と名付けられたこの無料ツールは、「Google Docs」「Google Drive」「Gmail」と連携しており、宿題の配布および回収がペーパーレスでできるほか、教室の内外で生徒と連絡を取ったり、カリキュラムを作ったりすることができる。Classroomは「Google Apps for Education」の一部として提供される予定だ。Google Apps for Educationは、電子メール、カレンダー、ドキュメント作成などのおなじみのアプリを提供するスイートだが、生徒と教員向けに作られている。
GoogleでClassroomのプロダクトマネージャーを務めるZach Yeskel氏は、ブログ投稿で次のように述べている。「高校の数学教員だった経験から、教員が生徒を教えること以外の業務に貴重な時間のあまりに多くを費やしていることを、私は十分すぎるほど知っている。早起きして試験を採点したり、山のようにある紙の課題を集めて返却したり、コピー機の紙詰まりと格闘したりといったことだ。しかし、現在の技術をもってすれば、このようなやり方である必要はないはずだ」
Yeskel氏はさらに、こう続けた。「われわれはこの1年間、多くの教育関係者と緊密に協力し、教員の作業量を軽減するために使用するシステムについて理解を深めた。これはつまり、教員が本当にやりたいことである、学生を教える業務に戻れるようにするためのものだ」
Googleはすでにいくつかの学校と大学でClassroomをテストしており、現在、このツールを試してみたいと考える教員や教授からの利用申請を受けつけている。Classroomは、Google Apps for Educationを採用しているすべての学校向けに提供を開始する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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