Googleがレストランのウェブサイト設計を手掛けるAppetasを買収した。同社は閉業し、同社スタッフは「新しい試み」に取り組むという。
Appetasは、飲食業界の小規模企業に洗練されたウェブサイトテンプレートを提供してきた。Appetasによると、レストランのウェブサイトは使い勝手が悪い場合が多く、古いメニューが掲載されたままになっていたり、PCと携帯の両端末に対応していなかったりすることがあるため、同社では小中規模ビジネス(SMB)が効率的かつ簡単にオンラインプレゼンスを打ち出せるように活動してきたという。
同社のサービスは、「Foursquare」などの他の食事関連サービスと連携させることもできる。
シアトルを拠点とするAppetasのブログによると、今回の買収に伴い、Appetasのサービスは直ちに閉鎖され、顧客は別のプラットフォームへと移行される予定だという。
「AppetasのチームがGoogleに加わることを発表でき、うれしく思う」とAppetasは述べている。「Googleは、きわめてシンプルなエクスペリエンスによって商業者が事業を強化できるようにしたいという、Appetasと同じビジョンを共有する。Appetasで学んだことを活用してGoogleでさらに優れたものを創造することをとても楽しみにしている」(Appetas)
買収の詳細な金銭的条件は公表されていない。
Googleは、日常生活に関連するサービスとの契約締結や企業買収を続けている。オンライン旅行会社ITA Softwareを買収したり、最近では配車サービスの「Uber」を自社の地図サービスに統合したりしていることを考えると、Appetasを確保したことも理にかなっている。同社を買収することによって、Googleはさらなる有能な人材を確保しただけでなく、「Yelp」やFoursquareなどの地域サービスに対抗し、地域密着型のサービスを向上できる可能性も高まる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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